12/31-1/3 年越し

12/31(木)
昼飯食って図書館に行くが、15時に閉めると言われ、2、3時間で追い出される。そのまま日本食材屋と百貨店をはしごして、帰って飲む。しかし紅白でも無いとイマイチ年末感が出ないので、適当に YouTube で懐メロをかけたり、何年も前の『ゆく年くる年』見たり。年越しの瞬間は近所の教会の鐘の音が聞こえたと思ったらキャーーフゥーーと歓声が湧いた。

1/1(金)
朝から雑煮を食べて、静かだし散歩でもするかと教会廻りをする。しかしノートルダムに近くなるにつれて人がどんどん増えていき、教会の前には異常な列。フランス語が全く聞こえないので外国人客なのだろう。どうやら正月シーズンのパリは混むらしい。サクレ・クールも行こうかと思っていたがやめて他のマイナーな教会を廻り、ルノートルのケーキを買って帰り、帰って宴。やはり日本のテレビは見れないようなので、フランスのネット放送のニューイヤーコンサートを見る。まあこれでも見られれば上出来か。終了後、iTunesでトニー・スコット『トゥルー・ロマンス』見て笑う。

1/2(土)
餅を食べ、モンマルトルで読書。もう街は通常営業だが、今年は2、3日と土・日が続くので多少は日本の正月に近いか。
夜、二人でシネマテークに小津『お早よう』を見にいく。正月からこれをかけるとは非常に良い心がけである。割とギリギリに行ったらもう端の席しか空いておらず、立ち見まで出る始末。それで始まったはいいけれど、字幕が出ず、お客が抗議に行ってもう一回。しかしまた字幕が出ず、また抗議に行ってもう一回。3度もやり直すのは初めて見た。3度目、ようやく「お早よう」のタイトルの下に「Bonjour」と出た時は拍手喝采。暖かいというかなんというか。もちろんよく笑いました。

1/3(日)
雨。昼から国立図書館新館のほうに行ってルドゥー本読む。
夜、もはや冷蔵庫に正月らしいものは残っておらず、いつもと大して変わりない食事。やはりもっと予算をかけないとだめなのだろう。尻すぼみの正月に終わった。