世界は私にジョン・フォードの『香も高きケンタッキー』を見せないつもりらしい。といっても自分が入れた予定にもろかぶりだっただけなので誰のせいでもないのだけれど。蓮實氏の時限爆弾がついに炸裂したかのようにフィルムセンターは超満員だったそうだ。『香も高き』どころか『静かなる男』と『駅馬車』のリマスターさえ見に行けていないのは私の不徳の致すところなのだが。
私はいったい毎日何をやっているのやら。

寄せ見て

春に買ったが換装する余裕(つまり1、2日の仕事の凪と心の余裕)がなかったため放置されていた SSD をようやく MBP に装着する。Photoshop が3秒で立ち上がるようになったのはとてもよろしい。今までアプリの立ち上げ時間は人間の休憩時間になっていたのだけど、急にコンピューターがデキるやつに変わってしまったので、こっちの気持ちが焦る。

ついでに業務上 XCode のアップグレードが必要だったので、それに伴って OS X の最新バージョン Yosemite を入れなければならなくなったのだが、なんだこれは。ドット絵の職人芸が世界から失われ、機械的、つまりリッチなグラデーションとブラーとドロップシャドウの世界がやってくるのか。とりあえずもうちょっと GUI にコントラストつけてほしいのと、メニューのパディングが少なすぎて気持ち悪いからなんとかして。

So close, so close. And yet so far away.

2回見たってうまく言葉にできる気はしないが、それぞれのシーンが明確に頭に思い出されて描写ばかり書いてしまう『ジャージー・ボーイズ』。ひょっとしたら思い出されるシーンの断片を全てつなぎ合わせたら正確に最初から最後までつながるんじゃないかというぐらい明確。気付けば「お・わ・ら・ない(Oh What a Night)」と口ずさんでいる昨今であります。すごく変な映画だとは思うけど、他の新作映画を捨て置いてこれを繰り返し見ても後悔は無いような映画だと思う。エンディングはものすごい多幸感に包まれるけど、どう見たって死後の世界で、映画が死ぬ瞬間すら体験してしまう。もう1回見たらこのおかしさを言葉にできるだろうか。

流石にフランキー・ヴァリの人生に自分を重ね合わせる程傲慢ではないけれども、友人の借金を引き受けて家族を失ったフランキーがラヴ・ソングで再帰するシーンをきっちり撮るところに泣かんではいられんでよ。

発表会

2014/11/02
プログラミング講座 pro·gram 『発表会』 vol.1

開場 17:30
開演 18:00
¥ 500 + 1 drink
@大崎 l-e

プログラミングって一体何なのだろう、という講座を始めて早2年。そろそろ何か作ってお披露目するのもいいのではないかと思い、発表会を開くことになりました。プログラミングをする人もしない人もいると思いますが、「初めて」ならではの疑問や欲求に満ちた会になりそうです。(文・大田)

ウォーケン様ラブ

『ジャージー・ボーイズ』は何が行われているかわからないがとにかく面白かったのでもう一回見たいと思っているのだけれど、とりあえずウォーケン様が素晴らしく、当然ながらこれ↓を思い出して笑わずにはいられない。

しかし試みにYouTubeで「walken dance」と検索するとこんなマッシュアップ動画が出てくるぐらい、ダンス俳優だったらしい。全然知らなかった……。

ウォーケン様コンプへの道は長い。

ちなみに、うちのAirMac Stationの名前は「walken」である。

33

ほとんど誰も祝ってくれないが33歳になった。

ついこの間まで自分は33歳だと思い込んでいたのだけれど、その時はまだ32歳だったのだ。

数週間前にブログの副題を「33」に変えて、誕生日が来たら「34」にしようと思ってたけど、本当はまだ「32」じゃないといけなかった。

私が尊敬する某お笑い芸人の「3の倍数と3のつく数字のときにアホになる」ネタの構造で言えば、「33」は「3の倍数」かつ「3がつく」、しかも「3が2つも並ぶ」ので、とってもアホになるべきところだ。

先日そのような旨を人生の先輩であるK下K重先生に述べたところ、「30代はアホになっていいと思うよ」と言われたので、30代は毎年アホになり続けることに決めました。

40になったとき、ダンディに「ぃよんじゅ〜」と言えるようにがんばりたいと思います。