12/28-29 年末枯れすすき

12/28
昼、家で作業。
夕方、少しだけ外に出て物書きなどする
夕食後、トニー・スコット『デイズ・オブ・サンダー』観る。
親子ほど年の離れた相棒との信頼関係、主人公の無茶を止める年上の彼女、「感覚で乗る」主人公、仲間を死なせてしまった過去のある相棒、再び起こる仲間の悲劇にそれを乗り越える主人公、構造的にはほとんど『トップガン』と同じだが、それでも面白い。トム様とキッドマンのラブシーンはちょっと苦笑いしてしまうけど、ほとんど晩年の監督自身にしか見えないロバート・デュヴァル演じる相棒の痛快さにやられる。しかし『ハンガー』の後、『トップガン』との間に何があったのだろうか。人生そんなにも変わるものだろうか。

12/29
朝、年末年始に向けた買い出しでマルシェ。帰ってきて今日スイスに帰る友人S夫妻をお見送りする。
昼、モンスーリ公園近くのアトリエ住居群を見にいく。こんなところがあるなんて知らなかったが、パヴィヨン・ド・ラルセナルのパリ都市計画博物館が出している『パリ建築案内1900-2008』という膨大な建築データベース事典からちまちまiPhoneのマップにプロットしているうちにわかった。オーギュスト・ペレ、アンドレ・リュルサ、コルビュジエ等のそれぞれの考え方の違いがよく見える。こじんまりしたものから明らかに金持ちそうなものまで計画規模の幅もある。中が見られれば尚良いだろうが、まだ現役で使われている模様。その後、パリ国際大学都市を久しぶりに見て回る(外観だけ)。やはり日本館が温泉旅館の別館にしか見えない。
夕方、アジア食材の買い出しでピラミッド周辺、サン・トノレのとらやなど回って帰る。4合瓶で30ユーロ以上する日本酒コーナーの前で数十分考えあぐね、だったら30ユーロのワイン買った方がええわい!と諦める。
夜半、ドイツの友人Aに会う。ドイツでは年末「良い滑り(スライド)を!」と言い合うらしい。飛び降りるのではなく、なめらかに新年へと移行するのが良い形なのだとのこと。やはり新年よりクリスマスの方が重要なので、みんな2日から働き始めるそうだ。クリスマスにはしゃいでた寮のヨーロッパ人と、これからはしゃごうとしている日本人との温度差を感じる。