10/10-10/11 ジャックマール=アンドレ、オートゥイユ競馬場

10/10(土)
昼、ジャックマール・アンドレ美術館(Musée Jacquemart-André)へ。その名の通りジャックマール=アンドレ夫妻が集めたイタリアを中心とした絵画コレクションを、彼らの邸宅(hôtel particulier)の中で見られる。パニーニ、ロベール、中でもティエポロのフレスコ画が良かった。そして特別展はブロンズィーニョを中心としたイタリア肖像画の展示。温室をはじめとしたインテリアも凄い。サロン・ド・テが良いとのことなのだが、並んでいたし金もないのでパス。
そのまま歩いてモンソー公園へ。どちらかというとイギリスっぽい自然派の庭園に、キッチュなフォリーがそこかしこに置かれていて、笑っていいのやらよくわからないが、笑う。当時のフランス貴族が訪問客を驚かせるために作った庭園で、ア・ラ・フランセーズではまるでない。その後建てられたルドゥーのロトンドすらフォリーに思える。現在は管理人の家兼公衆トイレなのだから、当初の目的を失っているという点ではフォリーかもしれないが。オスマンの改造で一部がバッサリ切られている。

10/11(日)
バスティーユのマルシェ。ムール貝を「半キロ(demi-kilo)くれ」と言ったら2キロ(deux kilo)出てきた。つい勢いで買う。
昼から、馬が見たいという某氏のリクエストにより、オートゥイユの競馬場へ。ここは障害レースしかない。競馬新聞の読み方も馬券の買い方もわからないが、とりあえず見ながら慣れる。フランスの馬の血統なんてわかんないしなあ。もちろん騎手もわからない。ルメールとかペリエとかしか知らんし、彼らは平地騎手だし。
・競馬新聞がざっくり。メインレース以外は馬柱だけ。そんな情報だけで賭けろというのか。
・マークシートを使わなくてもタッチパネルで馬番を押していくだけで馬券を買える。
・パドックが発走前ギリギリすぎて意味ない。そもそもパドックなのかあれは。
・障害レースなのに全て3千メートル超。
・もう無理だとわかると割と途中で諦める。
3レースだけやって、千円ぐらい損して帰る。馬文化の違いを体験した。
帰って1キロ分のムールを2人で瞬殺。うめえだよ。