9/6 ラ・フリッシュ

宿がプール付きであったため、午前中泳ぐことにする。しかし行ってみたら水が恐ろしく冷たく、凍えるようにして30分ほどで引き上げてしまった。水温を見たら7度で、どうりで冷たいわけだ。

昼、別の友人Pの家でNと再び合流し、昼食。ノートルダム・デュ・モンの駅前の広場のすぐそばのアパルトマンに住んでいて、屋根裏部屋でテラスがあるのでとても眺めが良い。

その後、ラ・フリッシュ(La Friche Belle de Mai)という横浜赤レンガのようなアート・スペースに行く。展示スペースとアート組織、それにレストランや本屋の集まった複合文化施設で、旧タバコ工場をリノベして(あんまりされてないが)使用している。展示自体はあまり見なかったが(開始時間が遅すぎ)、こういうところもあるんだな、という感じで見て回る。帰り道では「寄ってく?」ぐらいのノリで美術史美術館に入ることになってしまった。なぜか無料。驚くほど小さいところだが、ピュジェ(Pierre Puget)、ムット(Alphonse Moutte)、ボンパール(Maurice Bompard)など南仏系の作家の作品が見られるのがユニークである。コローの小さいコレクションもある。

夜、浜松の某工場でピアノの調律研修をしていたというフランス人Aと4人で飲む。しゃぶしゃぶの話になったからついノーパンしゃぶしゃぶを説明してしまった。彼らに「パリは汚い」と言うと、「マルセイユに長く居た後にパリに行くと、なんて綺麗な街なんだ!と思うよ」と言われたが、我々には信じ難い。3日間丸ごとお世話になってしまったNにお別れして、ホテルへと帰る。