4/10 ヴェルレーヌ

昼間はずっと日本の仕事。参考のためにキオスクで新聞を買い漁るが、フランスでもドイツの新聞なんかを買うと馬鹿高い。600円ぐらいしたりするので、うっかり買うと大変なことになりそうだ。

夕方から友人の誘いでモーリス・ラヴェル音楽院で行われる演奏会「音楽におけるヴェルレーヌ」を聴きに行く。留学中の日本人の友人がピアノで出演するとのことで、司会の先生の言葉はほとんど全くわからなかったが(とにかく喋りが達者)、ヴェルレーヌの詩をもとに曲を書いたドビュッシー、フォーレ、(レイナルド・)アーンの3人の曲を比較するという企画のようで、私はフォーレの《月の光》が聴けただけでちょっと嬉しかったのだけれど、他の曲はほとんど誰が誰の曲なのかわからず、当然詩の内容もわからないので、歌うフランス人生徒さんの顔の筋肉がよく動くなあ、とかいきなりテンション上げて歌ったりできてすごいなあ、とかしょぼいことを考えながら楽しんだ(いや、でもその友人の友人のピアノはすごくよかった)。終わった後、近くのお店で5人で飲んで、パリ在住のあれこれを聞かせてもらった。帰り道には桜も咲いていて(なんか日本のと全然違うけど……)、夜桜を見ながら春の到来を再度感じながら帰る(日本では既に春だったので)。