4/11 ザ・デッド

午前中、友人の付き添いで郵便局へ。その後マルシェに行ったのだが、気づいたらエコバッグが無かった。何も入っていなかったけれど、多分存在感無さすぎて落としたのだろう。自分はあまり落とし物をしないと思っていたので、少し凹む。

昼間、ジョン・ヒューストンの『ザ・デッド/「ダブリン市民」より Gens de Dublin / The Dead』を見に行く。ジェイムズ・ジョイスの短編を最晩年に映画化したもので、とても謙虚に室内のパーティー映画としてまとめられており、時間も90分以内。そこにまず驚くと共に、何しろ徹頭徹尾雪が降り続けていることが素晴らしく、町の静けさとパーティーの密室性を引き立てていて、詩情が高まる。終映後、言葉がわからなかったため近くの本屋で原作を探したら、バイリンガルの『The Dead』が文庫で売っていたので購入(もちろん英/仏のバイリンガルだが)。

夜、マルシェで買ったムール貝を蒸して、年中これでいいや、と思いながら食べまくる。なにせ安い。もうすぐシーズンが終わってしまうのが悲しいところ。最後はスープをパスタに使ってすっかり酔っ払って撃沈。今回は体調を心配してあまり飲んでいないのだけれど、まあたまにはいいでしょ。