4/8, 9 レセプション

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語学、仕事、翌日のレセプションのための準備。
夕方、ジョン・ヒューストンの『ロイ・ビーン Juge et Hors-la-loi / The Life and Times of Judge Roy Bean』(1972)を見に行くが、フランス語吹替え版で面食らった。セリフ全然わからなくても面白かったが。脚本ジョン・ミリアスか。確かに後半ダレてそれこそ大乱闘でもしなけりゃ終わらせられなかったかもしれないが、ラスト燃える建物の中に乗馬したまま二階に登ったロイ・ビーンがテラスで娘に姿を見せるところ、泣ける。ハリウッドの古豪がニューシネマに寄ろうとしてなりきれず、頑固なじじいの死に様を見せつけるヒューストンの人生そのものに見える。

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昼から新入居者のレセプション。総合ディレクター(多分一番偉い人)より、ここの「良い住人」になる方法は無いので、皆思い思いのしたいことをするべし、それが「良い住人」だ、とのお言葉。積極的に外に出るべし、とも。
その後は昼食会で、日本人の方々数人と、海外の方数人と友達になった。話してたら古堅さんの友人がいて驚く。世の中狭い。お開きの後、他の人たちの部屋をグランドツアーするが、知らなかった建物もあって、部屋の構造もまちまち。うちの部屋が一番シンプルに絵画用にできてるな、と感じる。
夕方、再びヒューストンの『パナマの死角 Griffes Jaunes / Across the Pacific』(1942)。太平洋を超えて横浜に行って日本の陰謀を阻止する話だと思ってたら、なぜかニューヨークに行ってそこからパナマに行くというよくわからないことになっていたが(だってPacificって書いてあるんだもん)、でも最終的にはヒロヒトの陰謀を阻止する話になっていた。モンタージュはドン・シーゲルってどういう意味だろう。ハンフリー・ボガードって小さいのね。「ビンボウヒマナシ、カネモチヒマアリ」。

帰って仕事する。スティックのりはデパートに行けば3Mのものがあるが、2本で600円。泣ける。

ググってみたら『勇者の赤いバッヂ』のDVDなんか出てるのか……。見たい。