4/14-23

4/14(木)
実家より東京に父・弟来る。午前中仕事の2人に代わって東京駅までエシレバターのケーキを買いに行けと言われ、なんでフランス帰りなのにそんなもん買いに行かなならんのじゃ、と思いつつ優しい私は自然に店へと足が向かったのだが、着いてみたら長蛇の列。しかもなんだこの人を馬鹿にしたような見た目は。バター舐めてればいいじゃないか、と拒否。
昼間、地下街の喫茶店で仕事を終わらせて送信し、日比谷・霞ヶ関近辺を散策する。日比谷公園に小さな日本庭園があり、洋行帰りにはこれでも十分な癒し。周辺にはかなり多様な植物が植えられていて、こういう公園は久しぶりだと感嘆する。
昼飯に排骨担々麺を食べ、重い胃を引きずりながら映画を探すがろくなものがやってないので八重洲ブックセンターで本を買いながら時間を潰す。我ながら暇の極み。夕方妻と合流。そのまま父らと合流して寿司を食う。

4/15(金)
いまだ疲れが取れず、一日中体が重い。次の日のカイロの予約を入れる。

4/16(土)
朝からカイロへ行き、鍼を打ってもらう。体力が落ちてるのと同時に首に大分負担が来ていた模様。かなり楽になる。
六本木に移動して名古屋のY君の展示、大崎にて茶室のイベントに参加し、千葉に帰る。

4/17(日)
暴風雨の中、都立大学駅に住む学部の同期たちに会いに行く。総武線はじめ電車が遅延しており、さらに迷う。烏も風に飛ばされている。私のいない間に誰が結婚したとか、離婚したとか。滞在3時間で千葉にとんぼ返りしてスカイプでフラ語講座。夜は再び義母の手料理をいただく。

4/18(月)
半日かかって大事なフランス語のメールを打つ。ようやく書き上げて送信した直後に自動返信で「バカンス中だよーん」と来る。Merde。こないだもバカンスしてたじゃないか。
夕方、パリで出会った同じ大学のE夫妻と船橋の居酒屋で会う。禁酒を解いたE氏、既にひっかけてきたらしくものすごい勢いで喋り倒す。帰り、千鳥足で奥さんにつかまりながら電車に乗り込んでいった。楽しい一夜。

4/19(火)
朝、妻の実家を後にし、駅のパン屋で昼食を済ませた後、東京駅から高速バスにて名古屋に帰る。足柄SAはエヴァンゲリオンとタイアップしていたが、エヴァの商品価値っていまだにあるのだろうか。道中、杉浦日向子の江戸エッセイ読み終わる。

4/20(水)
書類書き、メール書き等 。夕方区役所に行くが、帰国日を確認するためのパスポートが必要と言われてすごすご引き返す。
夜、父親にワインバーに連れて行かれる。昔パリに住んでいてその後ワインの輸入会社に15年間勤めていたというマスター。値段は恐ろしく高いが味は良かった。その後なぜか蕎麦屋に入って二人で文句を垂れながらシメる。

4/21(木)
一日中雨。区役所にリベンジして、転入、国保、年金の手続きなど済ませる。

4/22(金)
病院巡り。保険証がまだ届かないため、2万円に及ぶ。

4/23(土)
渡仏中に東京で行われたサミュエル・フラー特集の雪辱を、地元の映画館にて果たす。ただし上映作品はかなり限られている。『ベートーヴェン通りの死んだ鳩』『チャイナ・ゲイト』『裸のキッス』の3本。
『ベートーヴェン〜』はケルン、ボン、Rolandseckを舞台に行われるハニートラップの国際的スパイ喜劇だが、まさに3月に旅行した場所で驚く。『チャイナ・ゲイト』は「すべての動物は食べ尽くされた…」というナレーションから中国系の顔立ちの子供が懐から犬の顔を出す、というオープニングで既にやられる。『裸のキッス』も素晴らしい。