映画成分を補充

久しぶりに映画をちょこちょこと。といってもたった2日間だが。

実家のHDDレコーダーになぜか入ってたジェイソン・ステイサム先生の『トランスポーター3』。ステイサム先生とスー・チー様が見れればそれで良かったけどかなり雑だった『1』と比べて、すごくまともそうなトニスコ風アクション映画に仕上がっていたけど(最近のリュック・ベッソン絡みの映画としては悪くない)、全てヒロインの女がぶち壊すので残念すぎた。どう考えてもあんな全然可愛くない性悪糞ビッチと運び屋が成り行きでデキてしまうのは納得できない。それをしなければいけないという必然性への追い込みも足りず。それ以外はとても楽しめる娯楽映画だったけれども。

あとは姪・甥と一緒に『アナ雪』とか『ラプンツェル』とかも見て、へー最近のディズニーのお姫様と男性像はこうなってるのねー、と勉強したり、キノハウスでピング・クロスビー/ボブ・ホープ/ドロシー・ラムーア出演の『アフリカ珍道中』、ルビッチの『陽気な巴里っ子』(適当な邦題だな……)、ファスビンダーの『シナのルーレット』(とにかく撮影が異常)をハシゴしたり、帰ったらハワイアン・フェアをやってるデニーズでドロシー・ラムーアつながりの《マナクラの月》(ジョン・フォード『ハリケーン』)が流れてて、おっ、と思ったり。

中でも個人的なトラウマ映画館である名古屋シネマテークで見た、たむらまさき監督の『ドライブイン蒲生』はとても清々しい良い映画だった。黒川芽以の体さばきがとても良く。音楽の使い方とか驚くぐらい新鮮で潔い。イメージフォーラムでやっているので、お薦めです。DV夫が加瀬君じゃなくて良かった。