『ロジャー・ラビット』

家で密かにゼメキス祭を始める。一本目は『ロジャー・ラビット』。冒頭のドタバタアニメ(の撮影シーン)からかなりのtoo much感(いや凄いんだけど)だし、とにかくトゥーン・ジョークがよくわからないのだけれどがんばって見る(ベティーちゃんが白黒というジョークぐらいはわかるけど)。実写の世界に入り込むトゥーン、トゥーンの世界(=トゥーン・タウン)に入り込む実写の人間、トゥーンの真似をする実写の人間、携帯落とし穴などトゥーンの道具を実写の世界で使う人間、などなどトゥーンと実写の人間の画面上での共存を多分本気で目指したに違いない本作に、やっぱりそれは無理があるんじゃないかと思ってた自分もいつしかそれは差別的な視線じゃないだろうかと思い始めてしまう。小さなテレビで見るのはやっぱり限界があるし、ジョークがわからないのも原因だろうけど、とにかく眠くてごめんなさい。わからなくてもときどき噴き出すシーンはありました。しかしトゥーンの動きを想定して一回実写で撮影しとく、というのがまず凄いのだけれど、そこに描かれていくトゥーンの動きも凄い。ジェシカ・ラビットの衣装のキラキラなんか感動もの。個人的にはルーニー・テューンズの面々、特にヨセミテ・サムが懐かしかった。ほんとにアメリカのアニメって終始ドタバタなのね、というのがよくわかる映画でした。