9/1-9/18

引っ越し。その合間に家と銀行を何往復かし、残高証明書の手続き。翌日滞在許可証の更新手続き。それからまた友人宅に預けていた段ボール箱を運んで、ようやく諸々完了。パリの北側から南の端へ。家が変わればまた生活圏も新たに築くことに。

部屋の備品であるはずの鍋とフライパンが無く、発注したが1週間経っても来ないので確認に行くと、「覚えてたけど部屋番号がどれかわからなくなって」と言われる。素直に「忘れてた」と言えないのか。それから冷蔵庫が製氷庫の結露で氷穴化しているので、7月から数えて3回めの霜取り。なんでもうちょっとまともな冷蔵庫作れないかね。製氷庫の蓋の壊れていない冷蔵庫にいまだもって出会ったことがない。

7日、日本からK島さんが来たのでいつもの中華料理屋で飲む。「前は文句ばっかり言ってたけどパリを好きになったのね」とまた言われる。現代のパリは街としては一貫して全く好きではない。

9日から、友人に招かれてロワールの一軒家に2泊。シュノンソー城、ショーモン城、ブロワ城と中世・ルネッサンスの城を見て回れたのも良かったが、何よりも畑の真ん中に建つ16世紀の旧農家の家は特別で、夕暮れ、星空、朝とどの時間も美しかった。

フォン・スタンバーグ『Fiève sur Anatahan(アナタハン)』
フォン・スタンバーグ『Agent X 27(間諜X27)』
デュヴィヴィエ『Toute la ville danse(グレート・ワルツ)』
デュヴィヴィエ『La femme et le pantin(私の体に悪魔がいる)』。

17-18日、「欧州文化財の日(Journées européennes du patrimoine)」。14区のマレ=ステヴァンス設計の集合住宅が初公開だったので朝からやる気を奮発して行ったものの、「予約していないとダメ」と門前払いを喰らう。公式ウェブサイトには予約が必要とは書いておらず、紙版のプログラムにはそもそも建物自体載っていない。私も怒ったが並んでいた半分以上の人たちも「我々のせいではない」「そもそもどこに載っているんだ。完全に隠されてるじゃないか」「ふざけるな」と騒ぎ始め、担当の人に詰め寄る。同じく楽しみにしていたBに電話すると「ちょっと待て。検索してみるから。見つからなければ私も暴動を起こす。」と言い始める。結局係員が折れて、予約サイトのアドレスを教えてくれ、別の日に見せてもらえることに。
覚書:
・Atelier Chana Orloff
・Atelier Jean Lurçat
・Bibliothèque Centrale du Muséum national d’histoire naturelle
・Ministère des Relations avec le Parlement
・Ministère de l’Agriculture
・Ministère de l’Aménagement du Territoire, de la Ruralité et des Collectivités territoriales
・Hôtel Matignon
・Palais du Luxembourg – Sénat
・Bibliothèque Sainte-Geneviève

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