7/6-7/7

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月末より妻が来るため、1台しか同時接続できない寮付属の鈍足インターネットでは糞の役にも立たないため、先月より外部の会社との契約の手続きに奔走している。しかしインターネット会社Bの支店へと行ってみれば「ここはフランスだよ。フランスの銀行口座が必要なんだ。」と言われ、それでは作らんかとB銀行に行っては「あの寮とはパートナーシップを結んでるけどここじゃだめ。寮の最寄の支店に行って」と言われ、それでは最寄の支店へと行ってみればランデヴー(ここではなんでもかんでも「ランデヴー」だ)のアポを取るのに一週間かかり、待った挙句に「公共料金の領収書がないからダメ。あの寮とは縁を切った。」と言われる。寮の受付に聞いてみて「ここなら大丈夫」と言われたL銀行に行って再度一週間待った後に口座が作れたは良いが、カードができるまで十日かかり、いい加減にしろよと半目で十日をやり過ごしようやく手に入れることができたそれを持ちインターネット会社の支店に行ってみれば、契約だけはすんなりできたものの、帰って繋げてみてもどうしたってインターネットに繋がらない。同じ寮の友人Eの部屋に行って接続を見せてもらったがやり方に間違いはない模様。彼の場合はそもそも物理的に未開通だったため、状況が異なる(工事に来るのに1ヶ月かかったらしい)。そのため諦めて翌日再度支店へと乗り込む。開梱したネット用端末を再度詰め直して持って行ったところ「ここはフランスだよ。アクティベーションに最低4日かかるんだ。」と言われる。「昨日言わなかったじゃないか!」と言ったら「誰が言ったの?」「痩せた背の高い白人。今いないみたいだけど。」「だめだなそいつは。」みたいなことで我関せずといった風合い。昼間もフラ語でフランス愛国者によるオーセンティシティだけが全てみたいな発言を聞かされて腹が立っていたところにこれ。全くこの国はこのまま世界に遅れて没落すれば良いさ。

夜、手紙を出すついでに散歩しようかと歩いていたら突然後ろから声をかけられる。見れば1個下の後輩ではないか。思わず握手する。5年前にこっちに来て、目と鼻の先に住んでいるらしい。全然知らなかった。セーヌ川で飲んでたらしく、やってることも一緒。今度飲もうと言って別れる。嫌なこともあれば良いこともある。嬉しい出会いだった。