春でぇむん

私事のバタバタがひと段落。気づけば渡仏まであとひと月となり、少し気が張ってきたが仏語は依然初心者レベルで如何ともしがたし。1年半前に渡独した友人が、出発前日本の雑事に疎かになっていた気分がわかる気がするが、そうとも言っていられない予定が山積み也。

ビザ取得可否の通知が届かないなあと思っていて、いつぐらいに来るのか改めて検索して調べてみたら、通知なんかそもそも来ないことが判明。専用のWebページで確認するそうな(そんなこと少しも言われなかった)。で、ドキドキしながら確認してみると、
「あなたの申請に関する決定は下されました。もしまだ通知が来ていない場合はフランス大使館まで来るよろし。」
との表示。取れたか取れてないか教えてくれんのかい!緊張しながら上京して大使館まで行くと、警備員に渡されたパスポートにはビザのシールが(かっこいい!)。申請準備から約2ヶ月、やっと溜飲が下がった。もうあとは仕事と身の回りの諸事を終わらせてパッキングさえすれば行けるはず。たった一年いるだけなのに思ったより海外に滞在するということは大変だ。


もはや明日になってしまいましたが、このようなイベントが。

2015/03/08
information vs automation
19:00/open 19:30/start
¥1500+1drink
@大崎 l-e

プリント

information:
坂本拓也(keyboard, 作図)
小林寿代(bass)
平野敏久(electric percussion)

automation:
大田暁雄(computer)
鈴木學(electronics)

最初にスイッチを押したら後は自動、というコンセプトのバンドです(大田)。

大田暁雄さんと鈴木學さんの自動演奏装置とinformationとの同時演奏。informationは慣れないことをやる仕掛けを考えてます。自分のやることでいっぱいいっぱいで合わせる余裕のない感じでいきます(坂本)。

坂本さんたちの図形楽譜解読バンド「information」からの言葉遊びでできたような企画ですが(最初はオータメーションとか言ってた)、私はとても楽しみです。
プログラムで作ったものは、入力を受け付けない限り基本的にプログラムした時点で全て結果は決定されているの(が原則)で、そういう意味では「時間」が無い。時間を生み出すのはあくまで計算機。もちろん聴くことによって時間は生まれるのだけれど、作る側、プログラムする側の仕事はスイッチを押した時点で全て終わっている(ああ、プログラムを止める仕事もあった)。また、プログラムは音を時系列的に並べるのではなくて、音を鳴らすための論理を組み立てるだけで、通常の意味での楽譜は存在しない。そういう意味では普通の意味での「音楽」とは作り方がかなり違う。ちょっと大仰にいえば、そんな「無時間」的な音を図形楽譜解読という「相対時間」的な音と対置させてみようという企画です。その話が出た時、ならばエレクトロニクスでも基本的には同じはず、と声をかけたのがその場にいた鈴木學 師匠であります。automation、よろしくお願いします。