第4回

『アイデア』誌連載第4回、普段より4ページ増量でやっています。前回と合わせてフンボルト編後編とも言える内容ですが、国境を超えた地球全体にわたる自然現象の分布とその連関を主題とし、その中で生活する生物たちの生態にまで言及した「自然アトラス」の話です。4年前にこれを見た時に衝撃を受け、右も左も分からない中でとにかく地図を見まくってきましたが、何とか形になりました。これを知らずに我々はダイアグラムだの何だの言ってきたことを大いに恥じ入ります。地図の上でのモダニズムは19世紀初頭から既に始まっていた!

アトラス考─生態学的世界観の視覚化:第4回
「ハインリヒ・ベルグハウスの『自然アトラス』─地球の物理的記述と視覚言語の冒険」