「セグメンツ: 音楽と時間」

イグノラムス・イグノラビムス ムジカ』@ムサビの第1日目、「セグメンツ: 音楽と時間」が終わった。いつも孤独な思いをしながらそれでも私はこの上なく面白いのだ、と思って通っていた身としては、最悪学生が2、3人来てくれて、それでも何か彼ら/彼女らの役に立ってくれればいいや、ぐらいの謙虚な気持ちでいたのだけど(実行委員長としてはそれはいかんと思うが)、蓋を開けてみれば13人も来てくれて、「もっとやりたい!」という声も上がっていて嬉しい限り。「美しい」というどこから来たのかわからない感覚を無邪気に信じてそれを追随することに疑問を持ったすべての人たちにお薦めしたい。しかしあれはあれで違う形の「美」の追求なのだとも思う。あ、いや、私はお呼びしただけですが……。木下さん、ほんとにありがとうございました。

来週は自作エレクトロニクス演奏家で大崎l-eの「エレクトロニクス制作講座」の講師でもある鈴木學さんが、「音楽と技術」というタイトルで芸術とテクノロジーの拮抗関係についてレクチャー&パフォーマンスをしてくださる予定です。高度なエレクトロニクスの技術者でありながらあくまで重要なのは「使い方」だと言い切る鈴木さんの、思わず笑ってしまうかもしれないパフォーマンスも見られます。よろしく御願いいたします。

「来週も来てくれるかな?」「イグイグ〜」