この国にはポテチ欲を起こさせる何かが漂っているに違いない。1袋平均150g、油たっぷり750kcalを瞬殺してしまう。日本では全く食べたくならないのに。誰か環境とポテチ欲の関係について解明して等ポテチ線を作ってくれ。胸焼けしないなら毎日食べる。

久しぶりに映画。パゾリーニ『テオレマ』、ヒッチコック『疑惑の影』『暗殺者の家』。ヒッチコックの前者、こまっしゃくれた女の子を酷い状況に追い込んでおいて周囲の人々に殺人についての冗談を言わせてたたみかけ、登場人物を苦しめると同時に観客を苦しめ続ける監督のサディストぶりに、上映中呪詛の言葉を唱え続ける。それに溝口『雪夫人絵図』。デジタルリマスターだがそれでも撮影の異常さに驚き続ける。戦後5年でこんなに凝りに凝った映画が撮れてしまうのか。それにしても母国語で見る映画というのはこんなにも豊かなのか。映画は光が第一だと言えども、字幕で映画を見てああだこうだ言うことの傲慢さよ。