80 Days

iPhoneのゲーム『80 Days』をやってみて、久々にゲームに感銘を受けた。ヴェルヌの『八十日間世界一周』のグラフィックノベル版だけど、ヴェルヌ版で辿った航路以外にアフリカ経由でもロシア経由でも辿れるし、気球や変なヘリにも乗れる。市場で買った物や会話次第で道が分岐するところはよくできてるなあ、とちょっと唸らされた。iPhoneゲームは色々やっているけれど、全部やっているカイロソフトとzach gage氏の作品(Ridiculus Fishing等)以来の楽しさだなあ。英語半分ぐらいしかわからんけど。
というわけで順番が逆だけれどヴェルヌ版も読んでみて、最後の船が自らを燃料としながらリバプールに辿り着く件はジョン・フォード『周遊する蒸気船』じゃん!と驚いたけど、予想に反して全く観光しないのね、この人たち(笑)。映画との親和性は高そうなのに映画化されたのは1956年かあ。結構遅いなあ。
しかし私はこういう翻案ものに弱いのね、ということがよくわかった。