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    <title>I reckon.....</title>
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    <published>2008-11-16T17:15:02Z</published>
    <updated>2008-11-16T17:51:34Z</updated>

    <summary>クルーグマン＝藤田＝ペナブルズの「空間経済学」に手を付けたが、自分の数学的能力と...</summary>
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        <![CDATA[クルーグマン＝藤田＝ペナブルズの「空間経済学」に手を付けたが、自分の数学的能力と理論的思考能力のなさに絶望し、それはきっと世の美術畑出身の人の9割以上を占めているのだと思い込むことで慰み、休憩するかのようにコールハースの新刊インタビュー本を読み、今井美樹の「PRIDE」の英語版だとかなぜかアル・グリーンの「Let's Stay Together」やらが流れるファミリーレストランと呼ばれるキッチュな空間で、30代半ばの女性三人組の職場の愚痴やら、女性がやたら喋りまくるカップルの世間話をBGMに、窓側の席で眠り込むおっさんやらに囲まれながら、こんな非資本主義的時間の過ごし方は罪悪極まりないだろうという何とはないいつもの焦燥感に尻を叩かれながら、一日の半分を過ごす。空間経済的理論の発展と、実践された視覚的（≒図表的）表現そのものとリサーチの概念的枠組みの変遷をさらってしまおうというのが、やや広げ過ぎの風呂敷だ。よく言えば野望。しかしこれをやってしまわないでは博士を卒業するなんて無意味（もしくは無理）なのだ。そんでそれをふまえてひとプロジェクトやっちまおうというのがプラン＝ノープランですよ。まあこれは論文に組み込むかはわからないけど。というわけで深夜に帰ってグルメシティの半額落ち惣菜食べながら「アイデア」のカルトグラフィー特集を読む。ノイ展とカブるように出版された時はアレルギッシュでほとんど読まなかったのだが、ようやくまともに取り組む。60年代を直視せずには乗り越えることはできないのだと思うようになった。この杉浦氏インタビューは、元ネタ満載で、読まずにいた自分を反省する。空間経済的理論の説明ではなく、かつそれでも新しくって多くの人にとって価値のある視覚的リサーチ表現って何だろうね。 ハードルはいつになく高いよ！結局、身の回りにある小さなことから気づくシンプルなことなんだろうけどね。<br />]]>
        
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    <title>Farewell, tito!</title>
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    <published>2008-11-16T06:51:04Z</published>
    <updated>2008-11-16T07:00:44Z</updated>

    <summary>昨日はアーニーさん（前述参照）のフェアウェル・パーティー。準備で東奔西走。英字新...</summary>
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        <![CDATA[昨日はアーニーさん（前述参照）のフェアウェル・パーティー。準備で東奔西走。英字新聞を読みながらひどくナイーブな顔をされていたような気がするが、気のせいだと願いたい。数日前に母国で災害があったそうだし、気にかかるばかり。<br /><br />明日はロンドン地下鉄タイプフェイス・リニューアルのあの方がいらっしゃるそうで、基礎デの友人と共に楽しみ極まりないが、またパーティー。<br /><br />Orwellの「Animal Farm」を取り寄せたが、思ったより英語が難しい.....。<br /><br />松井さん、jagdaのアレ、ありがとう。面白いです。<br />]]>
        
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    <title>年末めも</title>
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    <published>2008-11-13T02:18:30Z</published>
    <updated>2008-11-13T02:46:37Z</updated>

    <summary>めもストローブ＝ユイレ特集大琳派展 〜11.16「可視から不可視へ」「ウェルカム...</summary>
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        <![CDATA[めも<br /><br />ストローブ＝ユイレ特集<br />大琳派展 〜11.16<br />「可視から不可視へ」「ウェルカム・トゥ・サンパウロ」「河の上の愛情」11.23<br />「ブロークン・イングリッシュ」12.13<br />「チェチェンへ アレクサンドラの旅」12.20<br />「動物農場」12.20<br />「我が至上の愛 アストレとセラドン」正月<br /> ]]>
        
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    <title>こくさいしんぼる</title>
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    <published>2008-11-12T14:54:46Z</published>
    <updated>2008-11-12T15:16:28Z</updated>

    <summary>60年代に書かれたある本によれば、オットー・ノイラートはオランダ人で、実際にあま...</summary>
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        <![CDATA[60年代に書かれたある本によれば、<br /><br />オットー・ノイラートは<br />オランダ人で、<br />実際にあまり本を書いておらず、<br />（著者のように）デザインを自分の仕事とし、<br />あまり理論立った追求はさほどせず、<br />日本の紋章の影響を非常に多く受けており、<br />今見ると非常に古くさくて、<br />今日的にも意味が少なく、<br />もう過ぎ去った歴史で、<br />問題を含んでおらず、<br />彼の出した問題の次元では、<br />今日に役立たない<br /><br />のだそうです。<br />もちろん、<br /><br />ノイラートは<br />そもそもオーストリア人で、<br />数十冊の本を書き、<br />デザイン・社会経済学・哲学・ミュージアムディレクター・社会運動家を仕事とし、<br />徹底した理論立った追求をし......<br /><br />云々と訂正できるが、<br />それはさておいても、<br />ここで国粋主義的に引き合いに出されている家紋とアイソタイプは遥かに違うし、<br />百歩譲っても「もう過ぎ去った歴史」とは何たることだ！！<br /><font style="font-size: 1.95312em;">こんなもの焚書だ！<br /></font>と久しぶりに本を読んでて腹を立てました。<br />図書館の本だから燃やさないけど。<br />大体何かにつけて家紋の話を引っ張りだしてくるのは悪い癖だと思うが。<br /><br /><br />今週はフィリピン教育演劇協会のアーニー・クロマさんが来ていて、授業をなさっている。研究室が国際的で活気があって楽しい。課外講座でもちょっとしたゲームで一気に聴衆との一体感を生んだ。毎日帽子が違うが、印象をリフレッシュするためだろうか。<br />]]>
        
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    <title>果てしないしつこさ</title>
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    <published>2008-11-10T10:03:02Z</published>
    <updated>2008-11-10T10:25:20Z</updated>

    <summary>昨日はiccで木本さんがカメレオン向けにギャラリートークをして下さった。4時間半...</summary>
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        <![CDATA[昨日はiccで木本さんがカメレオン向けにギャラリートークをして下さった。4時間半ほぼぶっ続けで喋りまくる木本さんの話はめっちゃんこ刺激的で、もう師と仰ぎたい。何より僕のこと、および研究内容を認識して下さっていただけでも感動的。何かができたときに「あれ、これでいいんだっけ？」と常に問い直し、果てしなくしつこく当初の目標に接近しようとする姿に、人生を学びました。<br /><br />今日は朝から張り切って図書館に籠り、昨日の話の整理と研究の練り直し。意気込んではいたが、卒業後（といってもあと一年で出れるかさえグレーだが）のことを考えると「こんなこと何かの役に立つんだろうか？」と若干ダウナーになるが、帰りに本庄さんに会って温かい言葉をかけて下さって、昨日木本さんが言っていた「本当の知り合い」というのはこういうことなのだと実感する。何にせよ、勉強不足極まりないので帰って精進することにする。<br /><br />最近見たもの<br />「鳥」「引き裂かれたカーテン」ヒッチコック<br />「汚れた血」レオス・カラックス<br />]]>
        
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    <title>Big Brother is watching you!</title>
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    <published>2008-11-01T02:27:24Z</published>
    <updated>2008-11-01T02:40:33Z</updated>

    <summary>これを書いてから1日以内には、http://otakio.netでアクセスできる...</summary>
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        <![CDATA[これを書いてから1日以内には、http://otakio.netでアクセスできるようになるはず。<br /><br />George Orwellの「1984」をPenguin Readersで。<br />まるでナチや北朝鮮のような情報統制社会の設定は、未だに古びていないが、一党独裁ではなくて、あくまでも、上流階級が「権力」を守らんとするがために生まれた社会らしい。激しくダークでダウナーだが、Outer Partyが反抗を考えられなくなるように、新言語（Newspeak）の辞書から反抗にまつわる単語さえも削ってしまったり、党の年間目標が達成されなかった時に、それがさも達成されたかのように過去の新聞を書き換えたりするあたりはワクワクする。本を閉じると頭の中ではデヴィッド・ボウイの「1984」が流れまくる。何せ「党首」の名前とされる「Big Brother」の響きが最高でしょう。Big Brother is watching you!!<br /><br />5TANDA SONICでの三澤君のグループ展を観に行く。IDの展示は久しぶりで、刺激になりました。<br />]]>
        
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    <title>町田のピラネージ</title>
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    <published>2008-10-30T08:12:46Z</published>
    <updated>2008-10-30T09:02:43Z</updated>

    <summary>町田の「ピラネージ2008」展へ。国分寺以西に行くのは本当に久しぶりだ。車中では...</summary>
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        <![CDATA[町田の「ピラネージ2008」展へ。<br />国分寺以西に行くのは本当に久しぶりだ。車中では、昔よく多摩美にバドミントンしに行ったのを思い出す（ついでに麻雀もしたり）。郷愁はさておき、まず久しぶりに降りた町田の（渋谷のような）栄えっぷりに驚くと共に、いきなり登場してカーステに合わせてクラクションを鳴らすヤン車に面食らう。国際版画美術館への道は、駅前の喧噪からいきなり森の中へと入っていく下り坂で、公園の遊具で遊ぶ子供達の声が眩しい。<br />リアル・ピラネージ（といっても版画だろうというツッコミはなしで）を見るのは初めてで、存在を知ったのも東大博物館での展示のカタログからだが、まずその描写の緻密さに引き込まれ、どっと疲れる。3部構成だとは知らずに見ていて、やっと終わったと思ったらまだ第1部で唖然。ルネサンス以来のヨーロッパ人にとっていかにローマ帝国時代が全ての源泉であったか。延々とモニュメントが続く「交差点」。遺構の漂わせる魅力。フォロ・ロマーノの地図、そして本物の「カンプス・マルティウス（イクノグラフィア）」。異常な執念。自ら遺物を収集。本当は建築家になりたかった彼がせめてペーパー・アーキテクチャー／版画建築家として「建築」をするのだという異常なまでの執念にやられる。<br />常設展で池田満寿夫展がやっていたが、ピラネージのおかげであまりじっくり見る気にもなれなかった。帰りに公園の噴水に子供が入ってバシャバシャと走り回っていたが、帰って母親に怒られることは間違いなかろう。美術館はいかにも市民の美術館、といった風情だったが、新宿から30分だと思えば近いものだ。<br /><br />その後小田急で新宿に出て（小田急にこんなに長い距離乗るのは初めてに近い。ニュータウンやらセタガヤやらが車窓に見える）、市ヶ谷→豊洲と乗り継いで芝浦に行き、LeopardとCS3、バックアップ用HDDを取って帰宅。家でバックアップ→OSアップデート→CS3インストール。Firefoxも3にしたが、なんかSafariっぽいじゃん。それと並行して夕飯とヒッチコック「ロープ」。前日はヒッチコック「知りすぎていた男」。すげえの一言。DVD特典のメイキングも秀逸。<br />]]>
        
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    <title>Vermeer</title>
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    <published>2008-10-28T04:58:52Z</published>
    <updated>2008-10-28T05:39:15Z</updated>

    <summary>金曜の夜間開館で上野のフェルメール展。 最初にフェルメールを見たのは高校生ぐらい...</summary>
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        <![CDATA[<p>金曜の夜間開館で上野のフェルメール展。<br />
最初にフェルメールを見たのは高校生ぐらいだったかのときに、愛知県美術館にやってきた「恋文」で、もちろん驚きはしたけれども、フェルメール作品は35作品しか現存していないことを知らず、「なんだフェルメール展を謳ってる割にはレンブラントとか他の作家との抱き合わせじゃないか」なんてふざけたことを思った記憶がある。次に見たのは去年デン・ハーグのマウリッツハイス美術館で見た「真珠の耳飾りの少女」と「デルフトの眺望」だが、不思議とそれほど感動しなかった。「少女」は印刷物で見すぎたせいか、「思ったより青くないなあ」と率直に言えば思った。「デルフト」は僕が鈍いだけだろう。<br />
それで、今回。壁紙の装飾と解説に対する疑問はさておき、7点ものフェルメールがまとめてみられる特権的状況はすばらしいし（「絵画芸術」が来なかったのは惜しい）、緻密な描写、布の超現実的な質感、フレーム効果はもちろん、遠近法というフィクション性を強調する流れで見れば、不自然なスケールの操作（イス、机、顔...etc）に目が行き、それが生み出すフィクション性は、まるで小津映画のようだった（このたとえはどうかと思うが...）。直後に展示されていた物を見ると、解像度の悪いjpg画像を見ているかのようだった。もちろん図録では全く再現されていない。</p>

<p>昨日は図書館で一日勝見さんの本を読みふけったが、以前私が「忌むべき時代」だと言ってしまった60年代は、勝見さんがいなければ、もっと鎖国化されていただろうことは間違いない。ただ、やはり盲目のIndustrialismは嫌いなのだが、戦後から高度経済成長にかけて、それが必要だったのは受け止めなければならない。</p>]]>
        
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    <title>こちらに</title>
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    <published>2008-10-17T16:55:02Z</published>
    <updated>2008-10-17T17:27:43Z</updated>

    <summary>移転しました。来月からはhttp://otakio.netで見られるようになりま...</summary>
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        <![CDATA[移転しました。<br />来月からは<br />http://otakio.net<br />で見られるようになります。<br /><br />またMovable Typeがバージョンアップしていじり方がわからなくなった。<br />また半日を潰す。<br /><br />最近の読書:<br />「ルネサンスとは何であったのか」塩野七生<br />「Strangers on a Train」Patricia Highsmith (Penguin Readers)<br />「The Canterbury Tales」Geoffrey Chaucer (Penguin Readers)<br />「The Black Cat」Edgar Allan Poe (Penguin Readers)<br />「都市の鍼治療 元クリチバ市長の都市再生術」ジャイメ・レルネル<br />「映画論講義」蓮實重彦<br />英語学校で貸してくれるPenguin Readersシリーズが英語の難度も調節されていてちょうど良い。マンガの「チェーザレ」が全然分からなくて（半分は僕のせいじゃないと言いたい！けど）、ふとツタヤで手に取った塩野さんの本にのめりこむ。これ読み始めるとあのシリーズも読まなきゃいけなくなるなあ....。こわ。あとは、NY Timesのクルーグマンの記事を読みながら、今回の恐慌の仕組みを学んだり。<br /><br />最近の映画:<br />「東南角部屋二階の女」池田千尋<br />「その土曜日、7時58分」シドニー・ルメット<br />「カポーティ」ベネット・ミラー（DVD）<br />「その土曜日」のせいでフィリップ・シーモア・ホフマンが頭から離れないので帰って「カポーティ」。「東南角部屋」、グッド。店をたたもうとする香川京子に涙腺が緩む。加瀬亮、天才。<br /><br />町田のピラネージと汐留の村野藤吾と渋谷のミレイと上野のフェルメールに行かなきゃなあ。<br />]]>
        
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    <title>前日の天ぷら油で揚げたドーナツ</title>
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    <published>2008-10-12T07:56:57Z</published>
    <updated>2008-10-17T14:03:22Z</updated>

    <summary>今日も自宅の外からは絶唱が聞こえる。その自己陶酔気味でただ音がでかいだけの絶唱の...</summary>
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        <![CDATA[<p>今日も自宅の外からは絶唱が聞こえる。その自己陶酔気味でただ音がでかいだけの絶唱の主は、性別が男であるということ以外は、今日も知れない。今までは歌っている曲の名さえ班別がつかず、おそらくは色々な曲を歌っているであろうその声は、いつもあまりにも同質過ぎて、固有名詞のない次元に達し、ただその振動を中空に霧散させているだけであった。今日の収穫と言えば、歌っていた曲の一つがGLAYの曲（あれは、なんという曲だったか）だということだけだが、そんなことを考えていたそばから、17時を告げるジョン・レノンの「IMAGINE」が、近所の大学から聞こえてきて、言い得て妙な齟齬感を生み出していた。</p>

<p>そんな午後であるが、最近と言えば、黒沢清監督の「トウキョウソナタ」が紡ぎだす、絶望感と諦念に満ち満ちた世界の中で生きていく希望を見いだそうとする姿勢に心洗われた。カラカラという音を立てて舞う新聞紙。ベランダに向う開けっ放しの窓から入り込む突然の夕立に気づき、窓を閉めて水たまりとなった窓際を慌てて拭くが、ふと手を止めて再び窓を開け、夕立を見つめ恍惚とする女性、というオープニングシークエンスから、優しさに満ち満ちたキャメラの眼差しは、リストラを隠しながらあくまでも父としての威厳を保とうとする父親、それを空しいことだと感じつつも母親役に徹しようとする母親、いつも守られてばかりの日本と自分をダブらせるように苛立ち、米軍に志願する長男、教師の嘘、父親の空威張りに疑問を感じ、父親の反対を押し切ってピアノを習い始めるが父母にはそれを言いだせない次男、というどこにでもありそうな家庭の、目に見えないような小さな亀裂が徐々にひび割れと貸し、不協和音を奏で始める過程を見つめ、偽りも虚勢も崩壊し再び食卓についた家庭に生まれていく小さな希望をただひたすらに見つめ、聞き入ろうという姿勢に、現代を生きるということの全てが表象されているように感じられ、スクリーンを見つめている者達にも希望を浸透させていく。線路の真横に設定された嘘のように美しい家のセット、嘘のように曲がりくねった坂を始めとする、フィクション性を際立たせるような「帰り道」、ハローワークのいつ終わるとも知れない螺旋階段の途方もなさ、自由を叫びながら橋の下の川に放り捨てられるチラシ、公園で配給された食事にすがりながら、虚勢を張るように呟かれる「これ、まずいよな」「ああ、まずい」の言葉、映画的記憶がフラッシュバックする海岸の小屋、なんとも滑稽な津田寛治とその家族の身振り、前日の天ぷら油で揚げた、食べてもらえないドーナツ。それら細部が和音となって、敗けた後に希望を見いだせることの美しさを物語っている。久しぶりに、いい映画を見た、と思った。</p>

<p>そうだ、あのGLAYの曲は「HOWEVER」だった。そして、今歌っているのはなぜか、「天城越え」だ。</p>]]>
        
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    <title>愛の電話</title>
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    <published>2008-10-09T12:18:40Z</published>
    <updated>2008-10-17T14:03:21Z</updated>

    <summary>風邪を引いてるのに乃部先生のシンポジウムの懇親会に行って酔っぱらい、帰り道に上水...</summary>
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        <![CDATA[<p>風邪を引いてるのに乃部先生のシンポジウムの懇親会に行って酔っぱらい、帰り道に上水でひまだったから最哀の弟に「オレオレ詐欺ですけど300円ください」って電話したら、「今からうんこするとこだわー」とあしらわれたので、最愛の友人ヒートンに電話したら、勤め先の会社にマルサが入って社長の奥さんが5億横領していたことが発覚した話と、「27歳はクルよねえ〜」という気持ちで同感！あ、酔っぱらってるし風邪引いてるからもう寝るんですけど、酔ってる時に電話したくなるのは愛の証拠だと思います。「爆笑レッドカーペット」を初めてまともに見たけど、あの採点システムほど気持ち悪いものはないですねオヤスミナサイ。</p>]]>
        
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    <title>むくげ</title>
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    <published>2008-10-04T11:52:23Z</published>
    <updated>2008-10-17T14:03:21Z</updated>

    <summary> その包容力の大きさに、泣けます。...</summary>
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        <![CDATA[<p><img src = "http://www.otakio.net/081004_2020~0001.jpg"></p>

<p>その包容力の大きさに、泣けます。</p>]]>
        
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    <title>らきおさん</title>
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    <published>2008-09-27T08:41:30Z</published>
    <updated>2008-10-17T14:03:21Z</updated>

    <summary>「お前は過去をふたたび生きるために旅しておるのか？」 「他処なる場所は陰画にして...</summary>
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        <![CDATA[<p>「お前は過去をふたたび生きるために旅しておるのか？」<br />
「他処なる場所は陰画にして写し出す鏡でございます。旅人は自己のものとなし得なかった、また今後もなし得ることのない多くのものを発見することによって、おのれの所有するわずかなものを知るのでございます。」</p>

<p>気づいたら家のネットが止められてたので学校から。</p>

<p>「細かすぎて伝わらないモノマネ」やってるよと言われたので、久しぶりにテレビ線を繋いで、観た。久しぶりにテレビを観ると、面白いものと、テレビ側の「面白くなきゃだめ」という力学が働いて面白くないものも面白く思わさせられてたものとの違いがよくわかるが、そんなことはさておいていつも落合のマネをする素人の方がまた一工夫をした落合のマネをなさっていて、敬服した。博多華丸は流石にうまかったなあ。まあそんなん言うてますけど、不覚にもオグシオはかわいいと思ってしまった。その日は花の料理人で落合さん（料理人の方）がポルチーニの手打ちパスタを作るのを「ずるい」と思いながら見続け、最終的には安田美紗子がナレーションを務める「今一番会いたい人に会わせてあげる」的な番組まで観てしまった。若いハーフモデルが「ハーフという言い方は良くないです。でもまさにそうで、どちらでもないんです。でも、ダブルだと思えばお得でいいじゃないかと思うようになったんです。」と言ってたのが印象的だった。</p>

<p>久しぶりに読書祭りを敢行しているのだが、読むべき本をパスしてきたことを痛感した。「あんとき読んでりゃなあ」と何度か思う。というわけで、カルヴィーノ『見えない都市』を「漢字わかんねえ」と何度か意識が飛びながら、奇想都市の数々の描写と散りばめられたアフォリズムに敬服する。あとは、多木さんがニューヨーク近代美術館でやった「新宿」の分析と図化の試み。全く知らなかった。「都市リサーチ」を謳う者はとりあえずこれをひとつの金字塔であり超えるべき目標として捉えるべきではないか！異論など「『都市』認識のパラダイム」をここまで意識的に書き、実践した事例は他になかったのではないか。しかしこれ76年か.....。30年以上経ってるのね。猛省あるのみ。</p>

<p>松井氏と来年度カメレオン発表に向けて、勝見勝氏の研究をすることにした。ただ、人物研究と言ってしまうとしんどいので、60年代日本におけるユーロピアン／アメリカン・グラフィックデザインの受容、ということにしようと思う。</p>

<p>表題は、ブライアン・ウィルソンの新譜の「Lucky Old Sun」がどうしても「らきおさん〜」と聞こえて、不必要な親近感が湧いてしまうことの、公表。</p>]]>
        
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    <title>建築博物館</title>
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    <published>2008-09-17T13:01:06Z</published>
    <updated>2008-10-17T14:03:21Z</updated>

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        <![CDATA[<p>休日に（といってもEveryday Sundayだが）近所の小金井公園にある江戸東京たてもの園へ。小金井に越してきてから3年が経とうとしているが、何度となく小金井公園へ散歩に行けども、ここに入るのは何げに初めてである。理由は、開園時間にはそこの前を通ったためしがないからだが（散歩に行くのは大体早朝か深夜だ）。パートナーシップとやらでムサビの職員は無料で入れてくれるのだが、例の如く出発が遅かったため、半分も見切れず、結局次の日にもう一回行くこととなった。特別展で「建築博物館」という企画をやっていて、日本全国にある建築保存博物館や景観保護区の紹介をしている。愛知人としてはすぐに幼少期に行った明治村を想起するが、フランク・ロイド・ライトの帝国ホテル玄関の異様な雰囲気（当時はもちろん何がなんだか分かっていなかった）以外はほとんど記憶から消滅していることに気づく。インテ研の助手になった友人がやたらと愛知マニアで、「あそこは最高っすよー」と言っているので、次回帰省の際には豊田市美術館も含めて行ってみようと思う。それはそうと、たてもの園の話に戻れば、「いやあ、大田区も田園都市計画される前は村だったんだねえ。こんな農家があったんだ」とか「田園調布にはこんな夢みたいな瀟洒な家が建っていたんだねえ」とか「三井財閥さんの家は法外だねえ」とか、別に懐古趣味はないけれどベタに楽しみながら、回顧展以来気になっていた前川國男邸の構成と、堀口捨己設計の小出邸の非常な設え（応接間の照明や銀の壁紙、障子の意匠など）に惚ける。その他園内を合計4時間ほどかけて一巡したあとで、しかし、業の深い私は「まだ狭い。もっと観たい」と思ってしまった。建築を触覚によって経験することは、何にも増して贅沢な経験だと思った。</p>

<p>最近は頓挫中のプロジェクトの打開案を練りつつ、ベンヤミンを読んでいる次第。まあ、半分以上分からないけれども、アウラは物の側にあるもので、その凋落を嘆いているものだと勝手に誤解していたけれども、両方とも違ったことがわかる。ベンヤミンの賭けていた芸術の方向性に、今更ながら畏服するとともに、感情移入しがちな自分を戒め、「第二の技術」の芸術性の方へと向かうことはできるのかと夢想する。<br />
しかし、『パサージュ論』を読んでいると、フーリエが気になって仕方がない。共同で生きることの効率性と個人の欲との折り合いは、永遠のテーマだ。資本主義社会であれ、同じだ。</p>

<p>ブライアン・ウィルソンの新譜が出てたのか。</p>

<p><img src = "http://www.otakio.net/blogimg/sutemi_1.JPG"></p>]]>
        
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    <title>not know how to relax</title>
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    <published>2008-09-11T15:21:10Z</published>
    <updated>2008-10-17T14:03:21Z</updated>

    <summary>英語学校での僕とAゆみさん（30半ばぐらい？）との会話 A: 今年休日を取ってど...</summary>
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        <![CDATA[<p>英語学校での僕とAゆみさん（30半ばぐらい？）との会話</p>

<p>A: 今年休日を取ってどこかに行こうと思ってますか？（例文）<br />
僕: 最近浮上した計画なんですが、イタリアとスペインあたりに年末か年度末に行くかもしれません。</p>

<p>---この間、いくつかの例文的会話----</p>

<p>A: 日本の中で行ってみたいところはありますか？（例文）<br />
僕: 奈良か鹿児島。ダニ・カラヴァンの作品を観に行きたいです。<br />
A: ダニ・カラヴァン！？室生寺？私も行きたいんです。<br />
僕: えっ！ほんとに？<br />
A: ポル・ボウって知ってる？フランスとスペインの国境の近くの。私行ったことあるの。<br />
僕: えっ！（絶句）ベンヤミンへのオマージュがあるとこでしょ？<br />
A: 学生の時に初めて海外旅行に行ったとき、その頃はビルバオ（のグッゲンハイム）が出来たばかりの頃だったけど、絶対見たいと思ってポル・ボウに行ったの。すごい寂れてる街だけど、あの作品はすごかったよ。もちろんそのあとはビルバオに。パリの郊外にも（カラヴァン作品が）あるけど、あれはイベントでレーザーが出てるとき以外はだだっ広くてよくわかんなかったな。<br />
僕: この間ダニ・カラヴァン展に行って、すごく面白いと思って、行きたいと思ってるんです。<br />
A: えっ今やってるの！？もう終わっちゃった？<br />
僕: まだ始まったばかりですよ。<br />
A: ありがとう！絶対行く！どんな展示だった？</p>]]>
        
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