8/14-19

8/14
終日仕事。夜、名古屋のKさんと妻のジュラシック話を肴に飲む。全く役に立たないだろう我々の人生アドバイスをありがたく聞く彼女。次に会うときは修士を卒業して何かしらの人生をスタートしているであろう。どて煮を食べながらビールを飲めるといいなあ。

8/15
寝坊してマルシェに行くも、ほぼ閉まりかけで嗜好品しか買えず(チーズ、ヨーグルト、果物、ソーセージその他)。そのままアンファン・ルージュのマルシェまで行って野菜買いつつクスクス食べる。店員さんがモロッコ人の友人に似てて懐かしい。
夕方、今月で帰ってしまうフラ語のメンバーとお茶をすることになって(本当はピクニックだったけど寒くて中止)、近所のカフェまで行く。帰ってしまうのはフィンランドのアアルト財団のおじさんE(なんとルイ・カレ邸のカタログに寄稿していた)、同じくフィンランドの版画・彫刻家のおじさんHの2人。それに先生と友人B、アイルランドのG夫妻も加わる。Hさんが先生に渡していたユーモアたっぷりのドローイングのプレゼントが素敵だった。先日ここを発ったAがプレゼントとして置いていった先生の「Bon(良い)」と「Mauvais(悪い)」のリストの中で、「悪い」に入っているコルビュジエの建築や近所の有名カフェに行き、「また私は罪を犯してしまった」と報告するHさん。すごく大きな体なのに小さなメモ帳をいつも使っていたEさん。北欧に行った時に会えると良いな。
夜、フランス式庭園を理解することとモダニティについて考える。私にはあれがわからないし、わかる気がしない(ファンクショナルなものだとは知っている)。しかし自国だからかもしれないが枯山水の庭は外国人に通ずるものがあると思う(Bonsaï=盆栽は私にもわからない)。これについては書き出すと止まらないのでまた今度にする。

8/16
仕事。
こちらも向こうも旅行に行くので、名古屋のKさんとお別れ。あれから3ヶ月経ったのか。光陰の如し。

8/17
仕事。
夜、ドイツ人の友人Mに誘われて夕食会へ。ホームレスに対する価値観の違いがうまく説明できず、なんかファシストっぽくなってしまった。バスクから帰ってきた友人Pと再会できたのが嬉しくて、ついつい飲みすぎる。

8/18
フラ語、仕事。夜、同じ賞で来てるM夫妻と最後の晩餐。彼らは今月末で一年間の滞在が終わる。5ヶ月の短い付き合いだったが四方山話に花が咲き、ついつい飲みすぎる。帰ったら彼らの住む小豆島を尋ねられたらと思うが、彼らもまたどこかに移動するだろう。

8/19
仕事。翌日早朝から旅行なので終わらせようとするが最後まで手こずって、旅行一時間前にようやく終わる。仕事ばかりしているとTさんに「馬鹿か」と言われそうだが、日本から持ってきたこれだけは終わらせないといけないし3月まで生きていけないのでしょうがない。
夕方、仕事を中断してこれだけは行かなければいけないと思っていたマレ=ステヴァンス通りの建物(彫刻家のアトリエ)の夏季限定公開に夕方行ってみるが、タッチの差で閉まっていた。城のようなアパルトマン。彼に対する私の評価はまたしても先延ばしになってしまった。