4/16 ギャラリー巡りと問屋巡り

午前中はフランス語教室。2日間勉強して行ったけど、まだまだ全然わからない。まあ当然なのだが。今日は「最近何してた?」を当てられて、「ジョン・ヒューストンの『ザ・デッド』を見た。」って言ったら先生が「『ザ・デッド』!?素晴らしい!素晴らしい!」と興奮し始めて、先日先生が「ジョン・フォード」って口にしたのを聞き逃さなかった私は「ジョン・ヒューストンは日本じゃそこまで有名じゃない。ジョン・フォードは有名だが、彼に比べたらあんまり。」ってつついたら、「え、誰って言った?」「ジョン・フォードです。」「ジョン・フォードは日本で有名なの!?それは素晴らしい!キャー!」ってまた興奮してしまった。「最近なにしてた?」って聞かれても毎回映画の話をしてしまいそうで、そうなると毎回先生が興奮することになって、周りに申し訳ないな……。

午後から友人に誘われてマレ地区(寮のあるエリア)のギャラリー巡り。単に観光客が多いエリアだと思ってたのだけど、ものすごいギャラリーがひしめき合っていて、知人にマレ地区に住んでいると言うと「いいな〜」と言われたのはこういうことなのか。こちらのギャラリーの垢抜け方はやっぱり羨ましいが、作品ははっきり言って現代アート風の意図の絞られていない未消化な造形物と言う他ないものがほとんどだった。「アーティ」って揶揄はこういうときにつかうのだろうか。あと、アートセンターが発行しているギャラリーマップが間違いだらけでたどり着けないこと多々あり。

その後、先日見つけた(といっても有名らしい)調理道具の問屋さんで鋳物の厚手鍋を購入。近所の店と € 40 ぐらい価格差がある。パリに長期滞在できたらさぞかし楽しそうな道具ばかりが並んでいるが、ここは我慢。この辺りは他に製菓用品の店などもあって、私にとってはディズニーランドである。

帰りにモントルグイユ通りで買ったマグレ・ド・カナール(フォアグラ用の鴨の肉の部分)を焼いて食べたが、予想以上に脂がのっていて、文化の違いを感じる。