5/3 引き続き地下に潜る

昨日に引き続き、一日BnF新館で調べもの。まだ途中なので仔細については差し控えるが、知らなかったことがつながっていくことで発見すること多数。さすがに200年前のことだし誰かが書いていることだと思うが、私にとっては重要な発見だったりする。知りたいことの中心はそれぞれの人の中にしかないので、それが仮に一般的常識であっても重要なことなのだ。何かに書く場合は先行研究を押さえないといけないけれども。
それにしてもBnFの合理化には恐れ入るが、それ以上に文献へのアクセシビリティについても見習うべき物を感じる。試しにオンラインの総目録で「プランタン」と打ってみれば、プランタン印刷所の本がそこにリストされ、もちろん閉架図書であるが「予約」ボタンをクリックすると40分後に手元に到着する。上の方で「これを出すのはまずい」と判断されれば拒否されるが、例えば書物の歴史を調べている最中に「本物あったりするかな」と思って検索してポチッとすれば本物が自分の手元で見れてしまうのである。逆に、本当に出てくるのか、あるいは出てきてしまったらどうしよう、私などがそれを見てしまっていいのかという思いで恐怖すら感じる。他に調べる優先事項があるのでポチッとしないが、試しに知ってる名前を検索してみると恐ろしいことになる。
来る前は仕事や環境のこともあるのでヨーロッパに数週間旅行するなんて最後かなと思っていたけれども、近いうちにまた来る意欲が湧いた。本当なら飛行機キャンセルして延泊したいところだけれど(笑)、流石に破産するので大人しく帰る。

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