孤独さん

| コメント(0)
ムサビの卒制展の仕事も終わったので芝浦に行ったらこっちはこっちで翌日が卒計の図面提出でテンパっていて、ムサビ的感覚からすれば後輩の卒計を先輩が手伝うなんてあり得ないが、それは毎年のことだからまだしも、今年は特に大変な状態みたいで、優しいツンデレのM2が手伝っていた。

僕は「1960ポスター」のインタビューのテープ起こしをようやく精査して先生にメールした後、「じゃあね」と言ってコッソリららぽーとに行って「007」の新作。あれだけさんざんテレビで旧作が放映されようが見向きもしなかったんだが(ピアース・ブロスナンは受け入れ難い)、金髪のボンド君になった前作をたまたま飛行機のちっこいテレビで見てから、ヒロインがエヴァ・グリーンだったこともあって興味を持ち始めて、あのモーレツな拷問は忘れ難いが、今回はもうカーチェイスだのボートチェイスだの屋根づたいの銃撃戦だのてんこもりにアクションシーンが詰め込んであって、それはトニー・スコットだとか「バンテージ・ポイント」だとかのように興奮はしなかったけど、わかりやすく楽しめた。組織だとか政治だとかの話がわかりにくかったが、まあそんなことどうでもよくなってたし、復讐がわかりやすく復讐になっていた。ヒロインのねーちゃんがパッとしなかったけど。前作のエヴァ・グリーンはあくまでエヴァ・グリーンそのものの良さで、それをうまく引き出せたかどうかは甚だ疑問だと思うようになった。

次の三日間は院試特別シフトの為連続して学校で、31日を以てようやく日常業務終わり。意識もせず日々が過ぎていたのでわからなかったが、そういえば日常業務が終わり、と言うことはあんなに当たり前に毎日顔を合わせていた学生達のほぼ四分の三はもうしばらく会うこともないということに気がついて、残り四分の一の「巣立つ」側の卒業予定生の方が「残る」側よりもまだ若干の付き合いが残っていると言うちょっとねじれた状態。これを機に学生とメアド交換をしとかないと。

日曜日はここ数日で溜まった日常の雑務に追われる。

月曜は約丸一日、某田園調布宅でのインタビューのテープ起こしをやって終わらせる(一時間半もので17000字だから、「3万字インタビュー」とかいうやつは相当な分量なのだろう。)。思うこともあるが極秘インタビューなので書けない。ほぼそれだけ。

昨日は朝から月末処理をし、昼からもうすぐ10日間軟禁される業務の為の引き継ぎ。二時間真面目なことを喋ったら疲れた。で、戻ってきて月末処理の続き→英語。

今日は起き抜けにハーモニー・コリン「ミスター・ロンリー」をDVDで。後が霞むほどファースト・シーンのハイスピード撮影が良すぎ。もっとキッチュかと思ったが、それなりに内面的な重さに食い込みつつ、あくまで淡々と過ぎていく時間。確かに「ビューティフル・ルーザーズ」(引用元は未見)である。パリの並木道を歩きながらマリリンがマイケルをコロニーに誘うシーンで二人が立ち止まりつつもカメラは止まらない、とか良質のドキュメンタリーのようなハンディなど、カメラとライティングの冴えが目立つ。マイケルの動きも冴えていたけど、それは笑わせる為ではなく、「練習」という自分と向き合う儀式の演出である。で、これまた冴えまくっていたチャップリンはドニ・ラヴァンだったのか!確かに冴えていたよ。「疎外された者は疎外される」という同語反復。決して交わることのないもう一つの物語も良かった。ラストシーンは特に。えっ、ヘルツォーク(監督の方)とカラックスだったの?そう言えばあの妙に説得力のある友人はカラックス以外の何者でもないし、あの神父も妙に異質な撮り方だったな。最高とは言わないけど、やっぱ劇場行くべきだった。 拍手する

コメントする

プロフィール

  • Akio Ota
    Motion Programming,
    Urban Visualizing,
    Hand-made Electronic Musical Device
  • Flickr

アイテム

  • justify.png
  • haku400.gif
  • romasama.jpg
  • 20100605_1.jpg
  • 20100605_2.jpg
  • 4591390583_43eb0b3524_b.jpg
  • 4591924814_57ded7b31b_b.jpg
  • IMG_0578.JPG
  • IMG_0572.JPG
  • IMG_0570.JPG