いやはや、イサム・ノグチと言い、ダニ・カラヴァンと言い、彼らの環境彫刻はまことに素晴らしい仕事ですな。わたくしももう少し若かったら影響受けまくって転向しちゃいますよ。とは言え、久しぶりに映画以外で刺激を受ける物に巡り会って、活力が湧いたわけですが。あ、『コッポラの胡蝶の夢』は、あの『ゴッド・ファーザー』の、『地獄の黙示録』のコッポラが、この年齢にしてパーソナルな映画の方向に転向したという大英断をしたということの驚きに、これまた刺激を受けちゃいました。あと、ついに発売された『ダージリン急行』DVDに特典でついているメイキング映像が素晴らしく、たった5cm四方ぐらいのスペースに象のイラストを描くのに丸一日費やしたり、実際の電車を撮影用に大改造して壁を取っ払ったり廊下の天井からカメラを吊ってドリーできるようにしたり、食堂車のシーンに使う皿の一枚一枚にこれまた素晴らしい絵を描いていたり、「ここまでやる必要あるの?」と無粋に思っちゃうような細部があの画面の持つ訴求力に貢献しているのだと確認し、一応美術畑出身として嬉しく思う。
カラヴァン展には図録を読んでからもう一回行こう。
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