リサーチの出口

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現代とは、「オリジナリティ」と「それなりティ」の両方を同時に愛せる時代なのではないか、という下らない造語を思いついた。いや、「クオリティ」と「それなりティ」かな。ソレナリティ。「グローカル」より「ソレナリティ」でいかがか。「S, M, L, それなり」とかいかがか。東京ソレナリズム2010とか。だめですか。

今日は某大からゼミに毎週いらしているT村さんがドク論の進行状況発表をしてくれて、僕は自分の勉強不足を反省したが、それはさておき、発表後に都市リサーチの出口について談話になる。リサーチにそれなりの客観性を持たせる必要があることは間違いないが、それをまとめている自分という主体の世界認識というのはどうしても入り込んでしまうのはしょうがないし、そこはあくまでノンポリを装うポリティクスでいくしかない(そこは否定する必要はあるまい)。また、多くの建築学生にとって問題になるらしい「リサーチをやって何になるんですか?」という命題だが、リサーチやらずにケーシキやらなんやらだけで建築設計できる方が凄いでしょう。リサーチなんてヒントの固まりじゃないか。建築的思考を動員して設計に活かすか、あるいは空間論や配置論に持っていけば良かろう。リサーチから建築に活かしたお手本なんかいっぱいいるじゃないか。建築的思考を動員できない私の方がよっぽど落としどころが難しいよ。

午後は、ポール・トーマス・アンダーソン「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」とトッド・ヘインズ「アイム・ノット・ゼア」をはしご。PTA、サイレント映画のように純視覚的に展開し、デイ・ルイスのクローズアップを日の丸構図で捉え続けるのには正直疲れたが、2時間ぐらい経ってからジワジワと登場人物の顔がしっくりきはじめ、日の丸構図だろうがいくつかのショットでは魅了され、そしてあの洗礼のシーンで完全に乗った。息子役の少年がとても良い。もう一度見ようかどうか。

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