大統領、もう大丈夫です。

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首が痛いとか言っていたが、左向きでミューラー・ブロックマンをざっと読み終えたら回復したので、欲望のままに新宿へ。
「バンテージ・ポイント」を見て、久しぶりに大興奮。スペインのマヨール広場(のセット)という、四方を建物に囲まれたある種の密室で起こった合衆国大統領の暗殺を、六人の視点で六回繰り返し、少しずつ明かされていくテロのプロセスの情報と、不意をつく爆破と、無茶苦茶なつなぎかた(褒め言葉)のカーチェイスと、緊迫する展開に涙腺が緩みつつ、体を硬直させながら結末へ。17回ほどしか喋っていないハリソン・フォード顔のデニス・クエイドがラストで見せるアオリの顔に、拍手喝采と共に安堵。やはり予告編を見て「良さそう」と思った物は良い。しかしあの広場、セットかよ.....。
その後、最近私の周りで囁かれていた「マイ・ブルーベリー・ナイツ」を見たが、やはりウォン・カーウァイなど見るべきではなかった。忘れられた大量のキーの壷にしろ、タバコを求めるノラ・ジョーンズにジュード・ロウが自分で巻いた巻きタバコを差し出すところにしろ、弛緩したクローズアップをスローモーションやコマ落としにした挙げ句にジャズっぽい曲を重ねるシーンにしろ、こいつは都会文化に憧れる(しかもセンスない)田舎者か、大衆迎合の勘違いか、自分のセンスを信じて疑わないカワズのどれかだと腹が立ち、途中退場。2つめの飲んだくれ警官のエピソードも、警官のおっさんとレイチェル・ワイズの首から肩にかけてが明らかに何も表象していない上に、なんとも腑に落ちない展開。クサさを狙った陳腐。音楽:ライ・クーダー?カップルで見に来てた新入社員の皆様は可哀想に。

しばらく「発表」というプレッシャーから逃れられるであろうから今月は頭の中を整理してみたい。それにしても、人が少し発表するとすぐ、「大田さん達がやったことを使って○○しようと思います」と平然と言ってのけるうちの研究室の悪い体質には反吐が出る。寄るな。

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