観光最終日である。もはや北京で見るべき観光スポットはあらかたあさり尽くしたため、あと心残りなのは好物の四川料理を食ってないことと、最も印象的な光景だった景山公園からの眺めをもう一度見たい、ということぐらい。あとは気の向くままに歩き回ろうと思って宿を発つ。
まず歩いて天安門広場へ。本日は快晴なり。天安門からショッピングストリートの王府井へと歩き、中国銀行で最後の両替をし、小吃街を眺め歩いた後、ベタにも四川飯店で食事(サラっと書いているが二時間ぐらいは既に歩いている)。麻婆豆腐と辛ーい鶏の油味噌炒めを頼んだ上に、主食を食べようと思って頼んだ汁なし担々麺が悪かった。のどにむせぶ激辛。ほぼ油と辣油と豆板醤なのではないだろうか。未だ手を出したことのない火鍋とはどんなに恐ろしや。
再び肩の荷物が軋んできたので宿を探すことに。ガイドブックにある安めの宿にタクっていくと、大改装中で営業していないという事態。しょうがなく一駅歩いてまた昨日と同じ駅(崇文門)に行き、昨日のホテルの向かいにあるホテルにチェックイン。荷物を降ろして一息。やはり宿は取ってから行く方が楽だ。
チベット寺院の雍和宮でも行くかと思って地下鉄駅に行くと、既に5号線が開通していることに気づき、これなら一本で行けて好都合なのでそちらにする。1号線と2号線、13号線以外はオリンピックに合わせて開通だと思い込んでいた。新しくて快適。でも結構駅の間隔が短くて時間は思いのほかかかる。
道路の両脇に並ぶ仏具・線香屋を見て「こいつらこんな多くの店でほとんど同じ物を売ってて生計立てれるのか?」と思いながら歩くと雍和宮の入り口。チケットを買うとなんかシングルCDみたいなディスクをアクリルでコーティングしたような物も渡されるが使い道が全く分からない。寺の中は線香がけぶっている様が非常に美しい。昔のダライ・ラマが天文学を学んだ謎の器具があったり、建物の中にパンパンに入った金の大仏があったり、久しぶりに面白い場所だったが、監視の僧がやたらとだらしなく座っていたり、スーツを来た監視員がいたり、例の騒動の影響かと思われる感じもした(感じに過ぎない)。
その後、「鳥の巣」を見に行く。見れるかどうかわからなかったがとりあえず近くまで行ってみようと思い、和平里西街駅へ。この辺りは高層住宅街といった感じ。ホテルもいくつか立ち並ぶ。適当に歩き、heavy trafficな環状線を渡ると、フェンス越しに「鳥の巣」が。別に公開している訳ではないのだが、見える。そのままフェンスづたいに西に歩くと、ナタトリウムも。他にも写真を撮っている人たちがちらほらいたが、皆も適当に来ていたのだろうか。道路の反対側には木の板をパッチワークしたような屋根の建物や、寺院っぽい塔があり、何かと思って地図で確認したら中華民族園だった。
タクシーに乗って景山公園へ。タクシーの運ちゃんが僕の腕時計を指し、ドアを閉めるようなジェスチャーをする。多分「もう閉園してる」と言いたいのだろうが、ガイドブックにはまだしばらく開いていると書いてある。行ってみるとやはり僕の方が正しかった。丘に登り、再びラストエンペラーな風景へ。風も吹いているしやはりここは心地よい。旅のハイライト、という感じだった。
山を西へ下り、山頂から白塔が見えた北海公園へ。山を下りて丘を登る。先端に付いている鈴の音が心地よかった。丘を西に降りると湖。北上して公園を抜け、后海へ。もう日が暮れかけており、これが最後の観光となりそう。后海周りを時計回りに一周歩く(約一時間半)。胡同が密集していて人力車がよく走っている一帯。恭王府内の四川飯店や噂のジム公園を通り、バー密集地帯にさしかかるともう日は暮れていた。最後に何を食べようかとスタート地点に戻って再び回りだすと、何やら客引きのおばさんがものすごい勢いで中国語をけしかけてきて、かれこれ10分ぐらい着いてきたので、雲南料理の店に飛び込む。生憎席は満員だったが、おばさんが外で待ち続けているので時間をつぶすといつの間にかいなくなっていた。結局近くのドイツビールの店(なんでや)でビールの大ジョッキを飲みながら旅の日記を書く。部屋では店の歌手らしき中国人とロシア人の女の子が仲良さそうに英語で喋っている。しばらくすると隣の部屋で何かの演奏が始まったが、遠耳で聞いていればいいかと思ってそれを聞きながら旅のあれこれを思い出す。なかなかいい店だった。
食後、スタート地点のあたりに戻ると、何やら自転車の後ろに取り付けたスピーカーから音を出し、中高年たちがダンスに興じているではないか。インドのダンス音楽かと思えば中国の現代音楽がかかったり、皆仲が良さそう。気持ちよかったのでしばらくそれを眺めて、この旅は終わり。そういえば最後タクシーの運転手と片言の日本語で意気投合したっけ。ホテルでは頼んでもいないのに深夜二時に「ルームサービスはどうだ」と二回も電話がかかってきてキレたりもしたな。まあ何はともあれ、明日の朝便で帰国である。













王府井

グ〜
















































南

南東。スカイラインが左肩上がり

東。CBDがよく見える。

北。先にあるのは地安門。

西。北海公園の白塔。

































city on the water






謎。
















輪タクをなくす条例が通ったとか。



「足を轢かれた」と主張するおばさんだが、明らかに「轢かれた」と言っている足は逆だということの検証。
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