年に一度の仮装体験をする打ち上げが終わると同時に、入試業務=軟禁生活から解かれた。去年から知っていた友達が音楽マニアだということがわかり、さらにキャロル・キングとローラ・ニーロの話で意気投合し、僕の好きそうな音楽をあれこれコーディネイトしてくれたりスコセッシの「No Direction Home」のDVDを見せてくれたり内田裕也のモノマネをしたりで興奮したことが今年の入試業務の思い出である。班長はそれなりに忙しかったがその分友人も増えたし有意義であった。
軟禁明けで朝まで飲んだ後にノイの決算のお手伝いをし、意外と早く終わったので出かけたところはユーロスペース。ソクーロフ旧作の日本初公開「牡牛座 レーニンの肖像」。初期のソクーロフ以来、正直大して興奮することはなかったが、久しぶりに「唯物君」ソクーロフの良質な部分を見ることができ、興奮する。調子に乗って「Fastfood Nation」を見て、「華氏911」より酷い自分勝手と論理崩壊ぶりに予想通りげんなりするが、ハンバーガーを食いたくなくなった自分の凡庸さに絶望する。口直しにトニー・スコット「デジャヴ」、タランティーノ「デス・プルーフ」、フィリベール「パリ・ルーヴル美術館の秘密」等々のDVDを借り、「デジャヴ」を見出すが部屋が寒くて途中で就寝する。
2008年2月アーカイブ
見た目にはわからないと思いますが、movable typeをアップグレードしました。アップグレード中に何やらエラーをガットしたらしく、あれこれ調べたら新バージョンからBerkeleyデータベースに対応しなくなったらしいので、データベースをsqliteデータベースにコンバートするcgiを使って解消させました。よくわからないけど、諸悪の根源が3万件の迷惑コメント/トラックバックであることは間違いなさそう。
入試業務で地下軟禁生活も早6日だが、今年は班長なのでそれなりに暇しなくて済んでおり、さらに、来月に某所で何かしら研究発表をすることを勧められ、友人に相談した上で発表することを決定してしまったために、それなりに知的に過ごすことができている。それにしても、その発表を決めたおかげで来月下旬まで休めなさそうで、でもそういう状況に何かしら恍惚を覚えてしまう自分の仮性マゾヒズムに愛を覚える。まだまだだとは思いますが。
というわけで、がんばります。
某誌編集40ページ分の締め切りにとりあえず間に合わせ、徹夜明けの睡眠欲を電車で解消しつつ職場の会議&慰労会に行き、帰りになぜか「チーズたまごダブルマック」のセットを買い、家で一通り食って即寝。14時間ぐらい寝ていた気がするが、目覚めはすこぶる気持ちよい。雪は一年に一度見れば十分で、あとは雪解け後の不快感と寒さだけが繰り返すのみだなあと思いながら今日も豊洲に行き、細々とした作業をした後、今日は特にやる作業もないのでグリーナウェイの『レンブラントの夜警』を見に行くが、全てのダイアログが無味乾燥な雑音に聞こえ、唯一、レンブラントが妻の死後に叫ぶ「アーッ!」という悲鳴だけが妙にリアリティがあった以外は「この後何食べよう」という不埒な思いに駆られた。しかもパンフレットを椅子に忘れてきた。アーッ。
「批評」というやつにかなり幻滅を覚え、「批評」たる「批評」もあるのだがその他99%の衒学に嫌気が指す。今の私の琴線に触れるのは過剰なる実践である。いや、ダダである。いや、ガガである。書物のテクストを単語レベルに解体してコショウビンに入れ、振る行為によって言語のダダ的な出会いを誕生させる卒業制作に心の中で万歳。いやむしろペッパーミルぐらいにしてほしい、とまで思った自分に、結構ヤキがまわってるなとしみじみ。そう考えるとシュレッダー程詩的な機械はないな。ガガガガガ。