2007年2月アーカイブ
芝浦工大の博士課程の面接があった。数日前から準備し始めた割には結局ドタバタで、前日徹夜した上に、当日朝の中央線が人身事故で異常な混雑ぶり。左足が宙に浮き、20度ほど傾いた体を右足と右腕だけで支え、なんとか豊洲に着き、電車の遅延で送れる旨を電話で伝え、走って学校へ。面接が始まる時間にはなんとか到着し、そのままドタバタで発表・面接。質疑を受けてる最中に意識が飛びそうになったがなんとかこらえて応答する。ちなみに僕だけ私服丸出し美大生だった。博士課程は原稿を読みながらプレゼンするのはナンセンスだと叱られたり、学会に2本以上論文発表しないと卒業厳しいよと釘を刺されたり、愛あるご忠告をしていただいたが(他意はない)、なんとか無事に終了。市ヶ谷でラーメンを食べて帰ってビールを飲んで寝る。発表は13日。
その日、夜中に起きて、ユリイカ臨時増刊「ル・コルビュジエ」を読み直す。僕はこの本が今まで読んだ中で最高に面白いと思う。八束さん冴えまくり。感服。そしてまた寝る。
土曜日は「ディパーテッド」を見る。たまにいいところもあった。他は言うまい。
日曜日は友人5人で六本木周辺で遊ぶ。カプチーノで卒業を祝っていただいた。国立新美術館に行った。2階で黒川紀章さんの展覧会を見る。回顧展的な規模で模型もたくさんあり、初めて見るものも多かったので面白かった。やはりメタボリズムの背景にはコルビュジエが。しかしグラフィック・デザイナーは死刑ものだし、奥の部屋でやっていた展示は意味不明。しかも美術館自体、黒川さんの建物に佐藤カシワのグラフィックくっつけるって失礼すぎないか??全体的に、国立新美術館は、今のところ新しく美術館を作った意味無し。六本木ヒルズのように数年間話題を作って終わるのではないか?ミュージアムショップを含めて、あんな内容で国を代表されては、外国人から嘲笑を買うこと間違い無し。
つい文句が多くなった。失礼。

発表が終わってこのかた、軽く呆気ており、手持ち無沙汰この上ない日々を送る。ルビッチ監督の『生きるべきか死ぬべきか』をビデオで見て1人で万々歳したことがここ数日で最も特筆されるべきことで、その他はJ.フォード『男の敵』『荒鷲の翼』やH.シャオシェン『フンクイの少年』、ルビッチ『結婚哲学』なんかを立て続けに観て、『それでも僕はやってない』を映画館に見に行ったり、「季刊リュミエール」を読んだりと、ここ数ヶ月やれなかったことを果たした(まだ『ディパーテッド』を見ていない)が、何か虚しく、意味なく学校に行ったりもする。そうこうしているうちに数日経ったので、本腰を入れて博士入試の準備を始めることにし、せっせと論文の体裁を整えるのとKeynote作りに励む。これまで脳に認識する余裕がなかったからか、発表後ずっと風邪気味だったが、それも収まったらしい。今日は1年生の発表を聞きに行って、新年度「MAU news」用の写真と原稿を提出し、ひたすらスキャン職人と化す。ホソキ先生によれば今年から3年間は運気が良いらしいので、精力的にがんばりませう。